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ほとんど食べずに生きる人

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ほとんど食べずに生きる人(2008年10月、柴田年彦・著 、安保徹・監修)

この本は、柴田年彦さんが行った超少食によるダイエットの記録です。
超少食を始めると、体に力が入らない、眠気、冷え、物忘れ、声が出ない、瞬間的な判断ができない、尾てい骨部分の皮膚がうろこ状になる、などの症状が出る。しかし、5ヵ月目あたりから体調がどんどん良くなり、二重丸の健康を得られたようです。体重は、徐々に減っていくが、最終的には、1日500キロカロリーで体重を維持できるようになったとのこと。

人間は、大きく分けると、「解糖系」と「ミトコンドリア系」という2つのエネルギー産生機構を持っています。超少食をし始めてしばらくの間は、さまざまな症状が出たわけですが、これは、ミトコンドリア系の働きが悪くなっているからだと思われます。ミトコンドリアは、空腹時によく増えると言われています。超少食によってミトコンドリアが増えることで、超健康体ともいうべき状態になったのだと思われます。

その時々の代表的な食事の内容が載せてあるのですが、それを見ると、1日に1食は大豆食品のない食事をしていて、大豆食品を食べない日もあるようです。また、葉物野菜が少ない。この2つがポイントではないか、と。

大豆食品は、ミネラルの吸収を妨げるフィチン酸を多く含みます。また、大豆のタンパク質は、鉄分の吸収を妨げると言われています。(乳製品のタンパク質も、鉄分の吸収を妨げるようです。)
毎食、大豆食品を食べていたら、ミトコンドリア系をしっかり働かせるために必要なミネラル――特に鉄分――を確保できないのではないかと思うのです。

葉物野菜についてですが、植物は根から硝酸態窒素を吸収し、これをもとにタンパク質を合成します。葉物野菜は、生育途中で収穫するので、硝酸態窒素の残留量が多いそうです。窒素肥料をたくさん使うことも、硝酸態窒素の残留量を増やす一因のようです。
硝酸態窒素は、血液中のヘモグロビンに作用して、酸素欠乏症を引き起こす可能性が指摘されています。酸素が十分に供給できなければ、ミトコンドリアの活動に支障が出ると考えられます。

ミトコンドリア系をしっかり働かせつつ、徐々に食事量を減らしていけば、不快な症状を経験することなく、ミトコンドリア系を発達させることができるのではないかと考えているところです。

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